I Love Wine, I Love NYC

2021年から約1年間のNYC滞在日記。歩みは引っ越しました。詳しくはTwitterで

マンハッタンアパート事情(UWSの場合)

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マンハッタンのアパート事情について書きたいと思います。

とはいえ我が家は最初からある程度アッパーウエストサイド(UWS)に地域を決めて探したのでUWSの場合として読んでください。多くの日本人駐在者の方はミッドタウン以南かNJにお住まいのようです。

前回近所のお散歩コースをご紹介したときにマンハッタンの地域について書きました。

tuny.hatenadiary.com

こんなところに住んでます

こまかな準備の時の話は後回しにして、まずは今住んでいるアパートの概要です。👇はまだ家具もなにもない状態の時の写真です。

1962年築、55.8平米の1LDK、ドアマン有、ジム(有料)有、屋内洗濯機です。水とガス代は込み、電気とテレビネットは別。

それで、お家賃・・・・・・は・・・・・・・

月3,295ドル(1$=114円で37万5630円)です。😭OMG!

しかし、これ以外にも年間賃料の15%の不動産会社への仲介料、1ヶ月分の保証金、1ヶ月分の敷金が必要ですから、それを年間で考えると、実質月4,338ドル(⚠️あくまで1年しか滞在しない割高な我が家の場合ですよ)になります。敷金は戻る可能性があります。

でも実は同じ建物が

6月探し始めた時は(家賃無料キャンペーンで)2,871ドルでした。それがどんどんあがり8月には3,445ドルに急騰!その物件より3階下の階に突如出現した同じ間取りの部屋が今の部屋です。同じ部屋が2ヶ月で月574ド上昇し、3階違うだけで150ドル違うのです。

(日系不動産会社の営業担当の方にリーズナブルな部屋見つけていただいて本当に感謝です)

さらに!こちらに来たあとに空いた一つ上の階の同じ間取りが現在3,895ドルです。1階違いで月600ドルか・・・・・・。その差額で日本でワンルームアパート住める😭

部屋はこんな感じです

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玄関からリビング&ダイニング

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こちらが寝室
キッチンはサムネイルと同じですが、こちら

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電子レンジと冷蔵庫と食洗機と「おおきな」オーブンはついています。(でも古いですよとっても)電子レンジの位置がアメリカらしい。

問題は洗濯機!

当初は室内洗濯機乾燥機がついている物件を希望しましたが、新しいアパートでしかついていなくて、高いので諦めました。後に出会うこちらの日本人の方ほぼ全員室内洗濯機あるようでした。(みんないいなぁ。マストでしょ!って感じだった)ミッドタウンなどにいけば新しいアパートもあるのですが通勤を考えてのUWS選択。しかも家族手当なし。しかたありません。アパートのランドリーは地下にあります。

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綺麗そうに見えますが、洗剤投入口がかびてたり汚くて、最初は雑巾持っていって拭き拭きして使ってました。そのかいあって今は綺麗です(私が拭いているから)

1回3.25ドルかかります。これも7月は3ドルだったのに、8月は0.25ドルあがりました。(NYインフレ中)でもNYの寒空の中外のランドリーに荷物抱えていくよりましです。(👈強くなってきました)

乾燥機はこちら

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でもまだ一度も使ってません。乾燥機は痛むのと、節約もあって😭
外には法律で干せませんから、部屋干ししています。ただ、冬は部屋が乾燥するので、室内干しの方がよいこともあります。(部屋の美観はもう諦めました(笑))

ゴミはこちら

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あら、ちゃんと分別?と思いきやーーーーペットボトル缶ビンプラスティック全部一緒。紙だけ別というざっくり加減です。生ゴミはビニール袋に入れて各階にある

COMPACTOR ROOMから捨てます(大雑把)

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私と同じ年齢くらいの人なら昔(70年代あたり・・・)日本にも高層アパートにダストシュートという名前で同じように上から落とすの記憶してませんか?学校にもあったような記憶があります。危険だし維持管理が大変で分別の進んだ日本では廃止されつつありますよね。あれです。

この場所が部屋から近いので、ちょっとたまるとすぐ捨てに行ってます。

家具は?

1年間なのでレンタルしました。もちろんこれもピンキリ。こちらはおそらく学生さんが使うであろうリーズナブルでシンプルな家具と家電を必要最低限借りて月182ドル。ネットは仕事に必須でかつ命綱でもあるのでスピード重視の高プランでケーブルテレビと合わせて月127ドルです。

ここまでが家の概要です。

さて、この後は赴任準備編、不動産会社さんのお話

 赴任が決まった5月の終わりから、8月(はじめ)の渡米に向けて部屋探しが始まりました。当初、たった1年だしきっと社宅のようなものがあって、前任者が残したものをそのまま使うのだと思っていました🙂国内の転勤時もそうだったので、家具や電化製品そのまま使ってよいだろうと思っていました🙂呑気でした。

 しかし!もう会社がなんでもしてくれる時代ではなくなったようで、一から全てこちらで行い、家族帯同費なし、しかも手当は「日当」から負担するということが判明。その日当(¥建て)が円安になっても物価高になっても変わらないというから💢😠びっくりです。これまで急な円安で大変だった方もどうしようもなかったとか。シビアな時代ですね。

 さて、右も左もわからない中始まった部屋探しですが、日本語で対応してくれる日系の不動産会社3社にコンタクトを取りました。メールでやり取りしたりZoom説明会に参加して質問したりしているなかで、決め手はやはり✨人✨メールの内容や対応の速さ、気のまわし方が素晴らしい女性の担当者のいる会社に絞れてきました。

 いろいろ調べるとこちらの不動産業の多くは個人営業に近く契約数などによって収入が違うそうです。だから親身にこちらに寄り添ってくれるような営業スタイルじゃない不幸なケースもあるそうです。他のサイトで「日系不動産業の手数料の高さや諸々を批判して」自分をアピールしている日本人ブローカーのサイトを見ましたが・・・たしかに年間家賃の15%は高いけど、チーム営業で成績重視の給与体系だけではない某日系不動産会社は初老の英語不慣れな夫婦にはほんとうにありがたい存在でした。(でも彼女だったからかもしれません。我々はラッキーでした)

 入居前のオーナーとの交渉から、日本で契約書に記入するときはZoomで画面共有しながら電子書類の記入を通訳交えて手伝ってくれて、電気・ネットの手配からビルのエレベータの予約までしてくれました。それを全部自分で交渉して行うとなると、相当のストレスです。サービスはO$ではないし、ただでさえ不安な海外生活スタートを助けてくれたことは本当にありがたかったです。日本式?のこの気配り営業って「生産性低い」って言われそうですが、なくなって欲しくないなぁと思う日々です。ご本人もアメリカ式ではないとおっしゃっていましたが、私も日本での仕事で他の人に「そんなに親身になるな」とか「自分のために切るところは切れ」「給料以上のことするな」なんて周りに言われて、たまに自己嫌悪に陥ることありますが、、それが自分の仕事スタイルで、それを1人でも喜んでもらえる人がいたら、それでよかったのだと彼女を見て思いました。

お読みいただきありがとうございます。