I Love Wine, I Love NYC

2021年から約1年間のNYC滞在日記。歩みは引っ越しました。詳しくはTwitterで

Columbia University,コロンビア大学、 ALP, Part 2(思い出あれこれ)

コロンビア大学ALPに通った思い出を書きます(Part2)

2022年の夏に帰国してはや5ヶ月が経ってしまいました。帰国後に復職したら、さまざまなシステム変更や久しぶりの業務に疲れてました(笑)

その間に本業外の仕事で締め切りに追われたり、何より推し活の22年メインイベントもありその準備に忙しくてなかなかブログを更新できませんでした。このブログのアクセスはコロンビア大学ALPへのアクセスが多いみたいですし、実際私も通う前にはいろいろな情報に助けれれたので、今回はALPの思い出を書きます。終わった直後にフレッシュな気持ちでのPart1はこちらです。👇まずはPart1をお読みください

tuny.hatenadiary.com

手続きはロールプレイングゲーム!

 日本のエージェントや大学から行かれる方は大丈夫だと思うのですが、私のように駐在妻が入学する場合に気をつけなければならないのが、予防接種と保険でした。アメリカに渡ってから手続きに必要なものを調べていたら、Immunization Complianceといって入学前に完了していなければならないワクチン摂取があり、その中にMMRといって風疹・麻疹・おたふく風邪の予防接種証明が必要とありました。私は子供の頃に摂取しているし、罹っていたのですが、その証明書などありません。抗体検査の結果でも大丈夫ですが、今からそれを取るのも難しいし・・・となり、NYの日本人向けクリニックでMMRとついでにインフルエンザの予防接種を受けて、英語の証明を発行してもらいました。インフルは推奨ですが、逆に冬のCLPに通う場合には必須でしたので、打ちました。それで数万円の出費です。事前に知っていれば日本で抗体検査してもらって英語の証明書もらっておけばよかった、インフルも打ってから来れば良かったと後悔でした。書類はPDFやJpegで所定のサイトからアップロードして認められるのをじっと待つ感じでした。

Immunization Compliance | Columbia Health

 そして保険です。通常の留学生はColumbia Healthの保険に入る必要があり、1月から8月過ぎまでの期間有効で2409ドルになります。ただ、例えばNYに住んでいて親の保険の扶養に入っている人や所定の条件を満たしている保険に入っていればWaiver(免除してもらえる)可能です。私は渡米にあたり某日本の保険会社の長期留学保険に入っていました。その英文での内容証明などを大学にメールで何度かやりとりをして交渉したのですが、最終的にWaiver適用不可となり、半年間二重で保険に入ることになってしまいました。おそらく一般の駐在の方が入っている会社保険であれば大丈夫だったとは思います。担当の人はアメリカの会社でないと難しいよとはおっしゃってました。

 当初はもったいないことしたなぁとも思ったのですが、実は・・・この後大学の保険に入っておいてよかった事件が起きました(笑)

 オリエンテーションでは事務の方が「アメリカの保険制度は複雑怪奇なので、もし何かあったら本当に緊急の場合以外はまず大学に連絡して!」とおっしゃっていました。

アカデミックライティングは形式が重要

 レベルテストからALPはライティングが重要視されます。画期的な発想や論理的な批判力よりも、むしろ形式に沿って書かれているか、語彙の選択と文法が点数に反映されれます。最近の高校や大学ではそのような英語指導もされているのかもしれませんが、なにせ約30年前に大学生だった私は「そうなんだ!」と目から鱗でした。

 エッセイは大まかに次のような形式で書く必要があります。

1) The Introduction Paragraph - ここにはbackgroud information とthesis statementがなければならず、さらにa hookというつかみの文章も要件となります。

2)Body paragraphs - body は試験の要項によって段落数が変わります。a topic sentenceを明確に示して、それをsupportする詳細の文、時にはcounterargumentsといって反対意見を明示しそれに反証することが必要な場合もあります。

3)A concluding paragrah-  結論部分、自分の主張(thesis statement )を繰り返し締めくくる。

他にもWriting Promptに書かれている対立する主張を適切に引用する必要があるなど詳細なルールがあります。

少しでも高いレベルのクラスに入りたい場合は、レベル分けテストの前に日本語で書かれているエッセイの書き方本を呼んでおくのもよいかもしれません。最近の英検はライティングでこのような事もやっているみたいですね。その手の本も役立ちました。実際のクラス(私はLevel7でした)で使った本はこれです。

日本のアマゾンで安売りしてました(笑)私はシラバスみて速攻でアメリカのamazonみたので定価よりもだいぶ安く買えましたが、出遅れた子たちはなかなかのお値段の定価で買われてました。(ゴメンね)教科書は先生によってもレベルによっても違うのでいつもこれとは限りませんが、内容は濃くていつか時間ができたら一から復習したいと思ってます。

プレゼンは点数とりやすい!

 Part1でも書きましたが、ALPの特徴はスキルの総合修得という感じで、あるテーマについて学びながら、Reading Speaking Listening Writingを同時に学びます。時々Vocabularyテストはありますが、最終的にGradeに反映されるテストはWritingが8回(105分)Readingが2、3回、Listeningも2、3回、そしてプレゼンするSpeakingが4回ほどありました。Writingがウェイト高いのですが、プレゼンは事前に準備もできますし、原稿を読まないように注意して行えば点数は多めにくれました。ReadingとListeningはいわゆるテスト形式です。次のLevelに行く場合には何点が必要というのがあってそれを越えなければなりません。なので上のLevel8のクラスにはGradeがなかったとの事。私は今回限りなので本当はそれほどGradeにこだわる必要はないのですが、でもテストでうまくいかない時は落ち込みました。とくに先ほどのWritingは苦労しました。自分の主張とは関係なく割り切って単純化してルール通りに書くと点が良い・・・。ローコンテクスト社会では曖昧な主張や、バランス〜とか言っていられなくて、どちらの立場か、それはなぜかを明確にはっきり示す事が重要な社会なんだと思い知らされました。でも実はそれってこれからの日本でもとっても重要なんじゃないかと思いました。

1年いれば力つくと思います。お高いですが・・・

 私(50歳)には体力的にはきつい授業でしたが、内容はとっても楽しく、見識も広がって授業料を十分に回収できたと満足しています。行かれる方は十分な準備と、アメリカの歴史や公民権運動について、そして何より自分の国の憲法や社会保障制度などの予備知識を入れていった方がより授業を楽しめると思います。世界各国の学生と討論、議論する時にやはり「日本では」を話す機会がとっても多いです。

授業料ですが、これも変動すると思いますが、2022年で保険いれて3ヶ月半のコースが14,362ドルでした。学生さんならこれに家賃や生活費は必要になりますね。大学のページには9800ドルと見積もってます。1月2800ドル計算。まぁそのくらいかかります。マンハッタンの人もクレイジーというマンハッタンの家賃は2022年中も高騰していました。中国の方は4人でアパートをシェアしてましたし、日本の留学生も現地の方の空き部屋シェアを探してました。ただ治安と家賃は比例します。頑張ってクィーンズやロングアイランドあたりから通っている方もいました。おすすめは徒歩圏内ですけど。男性でも北135以上はいかない方がいいと先生もおっしゃってました。

 とっても実り多いコロンビア大学のALP。お高いのが問題ですが、内容は素晴らしかったです。

家賃事情についてはここからだいぶ上がりましたが、2021年の時のものはこちらです。

tuny.hatenadiary.com