I Love Wine, I Love NYC

2021年から約1年間のNYC滞在日記。歩みは引っ越しました。詳しくはTwitterで

NY生活報告書(No.1 10/1 PCE 前年同月比4.3%👆)

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NYの物価が✨いろんなニュース✨になっているようです。

渡米前から興味のあったNYの物価事情を継続的に書いていけたらと思っています。もちろんきっかけは🏠家賃の高さ🏠です。6月頃探し始めたころから8月にやっと契約できたときの変化に驚きました。👈この話はまた今度・・・(ちなみに今住んでるのは1LDK 53平米くらいで月約3300ドル+仲介手数料と保証会社💦)

10月1日商務省が2021年の8月のPCEを発表。前年同月比4.3%

という記事がでました。

www.jiji.com

同じ日に眞子様のご結婚の発表もあり、日本のニュースでニューヨークの物価が話題になってるようです。私も知り合いからLINEで質問されたりしてます(笑)

この記事のソースはこちらです。Bureau of Economic Analysis (アメリカ合衆国経済分析局)です。GDPなども発表している局で商務省(U.S Department of Commerce)のエージェントです。PCEは(Personal Consumption Expenditures:個人消費支出)の略で、耐久財・非耐久財・サービス価格を含んでGDPを構成する指標です。

www.bea.gov

前月比で0.8%の上昇で、2020年の8月と比べると4.3%の上昇となります。私は2021年の8月にこちらにきたので✨生活感覚✨のこの1年間、特にロックダウン状態のNYCの頃との比較は書けないのですが、その時と比べると全体の価格「物価」が相当に上昇したという数値です。

さて、卵1パックは?

ちなみに、物価とは✨全体✨の商品やサービスの総合的な価格水準のことなので、卵1パックの価格とかパン1斤の価格とは違うのですが、でも生活者にとって、日本とNYで生活するのにどれくらい価格が違うの?という話をする時に「物価」って言葉を使いますよね。(硬い方の話はこのページの下と別の機会に別のカテゴリで・・・)

ですので、滞在1ヶ月のレシートから生活の「価格」を書いてみます。日本でもイ○ンの特売卵と紀伊○屋や明○屋(買ったことない😅)の高級卵の価格って全然違いますよね。もちろんNYの価格は日本より「高い!」って思うこと多いです。でもお安いスーパーを巡って、適当な価格を見つけられるようになると大体こんな感じです。もちろん「質」があるので、そこは「普通」の質と思ってください。天井は切りがありません。

(以下、8.875%の小売税を課して、1$=110円換算です)

🥚卵12個入り 178.4円

💦炭酸水(1リットル)178.4円

🐔鶏肉(モモ4枚)421円

🐷豚肉(ロース5枚)463円 (生姜焼きには厚く、カツには薄い感じ)

🐃牛肉(ステーキ肉100g) 302円 (1パックは1431円450グラムほど)

🍺バドワイザー(350ml) 129.64円 (12缶入りこれがいままで一番安かった)

🥔じゃがいも(1個) 95円

どうでしょうか。工夫でなんとかできそうな感じですよね。もちろんこれより高い商品は山ほどあります。物の価格ってピンキリですよね。これらは安い方の価格じゃないかなと思います。(トレジョとKey Foodsにお世話になっています)

(10/3更新:ちなみにお酒の価格についてはこちらでも・いつか🍺も書きますがこれは蒸留酒の話)

tuny.hatenadiary.com

例えばトイレットペーパー

12ロールで1675円\(//∇//)\は驚きましたし、餃子やハンバーガー用パテなど冷凍食品が大体1000円以上するので高いです。日本のものは✨ばか✨高いです(笑)

(10/3更新:先ほど我らが💕トレジョ💕で9ロール4.99ドルを発見!いつも棚にないから買えなかったのですが、嬉しい。でもふわっとしてるので、日本の1ロールよりはすぐに無くなってしまいます)

物の価格や家賃のことを書くと、「所得」は?と気になりますよね。これもいつかちゃんと書きたいと思って様々な指標を調べていますが、一つわかりやすい指標としてはNYCの最低賃金は時給15ドル(1650円)です。東京都はちょうど今日10月1日から前年比28円上がって1041円です。

 

さて、ここからは少し細かな物価の話です。ご興味あれば・・・です。(いつも長文ですみません)

物価指数と聞くとCPI(Consumer Preice Index)が浮かびますが、PCEとCPIは計測方法が少し違います。CPIの方が消費者が直接支払った価格から割り出すのですが、どこを基準に考えるかによって数値が違ってきます。例えば昔高くてあまり数量を買えなかったものでも(例えばPC)安くなったら沢山買うようになりますよね(1人2台とか)。逆に昔安くて沢山買っていたものが高くなったら数量減らして他のもに置き換えたりしますよね。物価の計測をある年の数量で考えるのか、今の数量で考えるのかで数値の出たかが違いそうですよね。一般的にはCPIの方が高めに出るとされています。

<この10年は?>

この8月に前年同月比4.3%と聞いてもピンときませんよね。そこで👇は2012年を100としたら今どのくらい?というグラフですが、この8月が116.314となっています。例えば2012年に月100万円の支出で生活していたとして、同じ水準の暮らしをするには116万円が必要という感じです。(厳密にいうとこれはCIPの計測方法でPCEはこの考え方とは少し違いますが・・・ご容赦)

同じ時期に日本は?というと、CPIで2011年を100とすると2021年は約105くらいです。ただしCPIには消費税増税分も含まれていますので注意は必要です。影響を除くと数値は下がります。

ちなみに、こういう数値やグラフをブログに貼るのにアメリカのサイトは本当に簡単にできます。最初から埋め込んで!と用意してくれています。日本の(どことはいいませんが)の統計サイトの使いづらさ・・・なんとかならないかなぁ。。。

上のPCEは別の指標もあって、変動の激しい食品とエネルギー価格を除いたものは同じく前年同月比で3.6%の上昇のようです。(これもちなみにです)

www.bea.gov